子どもがSuicaをなくしたらLINEですぐみつかった話


上の子どもはもう小2だ。小学生に入ったとき、子どもSuicaを作った。うちはスイミングスクールに通っているが、2駅隣にあるので、Suicaが欠かせないからだ。

最初のうちは私が常に持っていて、改札をパスするときだけSuicaを子どもに渡していた。慣れてきたところで徐々に子どもにSuicaを持たせる時間を増やしていたのだが、先日見事に落としてしまった。

改札に入ってパスケースを渡されたので素直に受け取ったのだが、中身がするりと落ちていたらしい。秋葉原駅で降りようとしたら中身のSuicaがない。パスケースはあるのに中身がないというのはさすがに想定していなかったので驚いた。

改札でひとまず遺失物の手続きをしたのだが、翌日になっても電話はこない。

昔、ネットの記事で遺失物の問い合わせがLINEでできる、と読んだ記憶があったので、思いついてJR東日本をフォローしてみたら、確かにチャットボットがある。

指示に従い、遺失物の情報(日時とか駅、遺失物の種類など)を送信していく。ちょっとタイムラグがあいて、補足情報も求められたので、送っていく(本人のSuicaか、子どものSuicaかなど)。

送信したあと、しばらく仕事をしていたら、なんと四ッ谷駅(乗車した駅)で預かっていることが通知され、すぐに取りに行った。チャットボットすごい。

子どものSuicaは記名を隠すために鬼滅の刃のシールを全面に貼ってある。その特徴もあってか、駅の改札口ではすぐに確認が取れた。残高も全額残っていて、落としてすぐに拾得物として届けられていたらしい。助かった。LINE、便利だ。

でも、いくつか腑に落ちない点もある。

秋葉原駅で紙の書類で手続きした遺失物届のほうはその後も連絡がなかったことだ。紙の書類の意味があったのか、という疑問が残る。発見されたが本人に渡されたという確認が取れて、結果として紙の届け出のほうがキャンセルされているのならいいのだが、それはそれで紙の手続きが非効率ではないか。

秋葉原駅で、紙の届け出の内容がデータ登録されていれば、遺失物情報とマッチングされ私に連絡が来たはずだ。チャットボットで私が検索したJR東日本の情報データベースには登録されていたのだから。だとすると、ただ紙のまま保管されていたのではないか。

でもまあ、JRのように大量の遺失物の山を抱えるところは、管理ややりとりが大変だろうなあとは察する。照会もなく、うち捨てられる落とし物も莫大だろう。

ところでこのチャットボット、LINEでのサービスは3月末で終了しちゃったそうだ。といっても、縮小ではなくサービスの拡充なのでご安心を。

今はWEB経由で誰でも利用できるようになったそうな。LINEだとLINEユーザーしか利用できない分、利用対象者が広がったことになる。

でもまあ、LINEのインターフェイスで問い合わせするのは楽なんだけどね。