男なんて「イクメンいいね!」とおだてなさい
女性の意見として「イクメンなんていっても、たいしたことをしていない」というものがある。「イクメンなんてキーワード自体が気持ち悪い」という人もいる。
実際にママになっている女性もそう思うようだし、そうでない女性もそう思うようだ。(たぶん、本人以外の男性も、そう思っているはずだ)
いやはや、まったくその通りだ!
私もイクメンFPとか名乗ろうとしている図々しい父親だが、多くの女性の違和感については100%同意する。
平日の週1回定時退社して子どもを風呂に入れてイクメンとほめたたえられたり、週1回公園に散歩に連れていってイクメンと持ち上げられたり、オムツを2日に1回替える程度で(しかも、うんちつきオムツは替えられないくせに)イクメンを名乗ろうなんてまったくもっておこがましい。
育児負担の全体からしてみれば、そんな「自称イクメン」の貢献度合いは5%以下だろう。女性にしてみれば、これくらいで男に偉そうにされても困る。
しかし、あえて女性に申し上げたい。
男なんて、イクメンと持ち上げて、おだてておけばいいのだ。
男は女性におだてられ、褒められたいがために頑張る生き物なのだ。おだてて、いい気にさせて、育児させながら、ちょっとずつステップアップさせていけばいい。最初は貢献度1%でも少しずつ2%にすればいい。仕事はさせつつ、20%も育児参加してくれるようになれば、万々歳ではないか。
よく「誉めて伸ばす」が子どもにはいい、と言われるが、夫を相手に女性がハンドリングして、「誉めて伸ばす」をやっていけばいいのだ、と思う。おだてていい気になっている男性を、かわいいものだと思って見ててくれれば、と思う。
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ちなみに我が家では、イクメンに取り組む私は相方にあまり評価されていない。
「仕事ももっと稼げ(育休で世帯所得が下がるので)、だが育児ももっと参加せよ」といつもハッパをかけられている。これはこれで「そこまでいうなら、やってやるよ!」と応じているので、うまく女性がハンドリングしている一例かもしれないが、もうちょっとおだててくれれば気持ちよくイクメンできるのにな、と思ったりするのだが、どうだろうか。